膝の痛みに悩んでいませんか?
「正座やしゃがむ動作がつらい」「階段の上り下りが困難になった」「立ち上がりや歩きはじめなど、動作の開始時に膝が痛む」 このような変形性膝関節症などによる日常生活の痛みにお悩みではありませんか?
長引く関節の痛みは、ご自身の「やりたいこと」を制限してしまい、生活の質を大きく低下させてしまいます。 これまで通院して治療を続けてきてもなかなか治らず、将来への不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
こうした膝のつらい痛みを改善し、再び健康な生活を取り戻すための有効な治療法のひとつが「人工膝関節置換術」です。
痛みの原因となっている傷んだ関節表面を取り除き、人工関節(インプラント)に置き換えることで、関節の動きを滑らかにし、痛みを劇的に和らげることが期待できます。
趣味の運動、旅行などを膝の痛みが原因であきらめてしまうのはもったいないと思います。人工膝関節置換術は、ご自身の人生をより豊かにする一つの選択肢です。
人工膝関節置換術の成功の鍵は「正確な設置」
人工膝関節置換術において、手術の成功と術後の良好な経過を決定づける最も重要な要素のひとつが、人工関節の「正確な設置」です。
患者様の骨の形や関節の状態は、お一人おひとり全く異なります。
人工関節が本来の関節と同じように自然に機能し、かつ長持ちさせるためには、患者様自身の骨の形状に合わせて、「ミリ単位」および「角度のわずかな誤差」もなく、正確な位置に人工関節を設置しなければなりません。
従来の手術では、医師の豊富な経験や高度な技術、そして感覚に頼りながら、手術中に専用の器具を用いて骨の切除量や角度を調整していました。
しかし、骨の形が千差万別である以上、標準的な器具だけで完全に理想的な位置へ設置することは非常に難易度が高い側面がありました。
人工関節の設置にわずかでもズレが生じると、術後の関節の違和感や可動域の制限、さらには人工関節の摩耗を早め、寿命を縮めてしまう原因にもなり得るのです。
人工膝関節置換術で一番大切なことは、インプラントを患者さんの一人一人に合わせて正確に設置することです。人間である以上、医師の経験、技術、感覚に頼りながらの手術は、時に正確な設置からのズレが生まれます。
最先端技術「ナビゲーションガイド」とは?
この「正確な設置」という課題を克服し、より安全で確実な手術を実現するために開発されたのが、最先端の「ナビゲーションガイド」です。
これは、いわば患者様一人ひとりの骨の形に合わせて作られる「完全オーダーメイドの道しるべ」と言えます。
この技術の最大の特長は、手術前の精密なシミュレーションにあります。 手術の約3-5週間前に、患者様の下肢のCT撮影を行います。
その画像データをコンピューターに転送し、患者様ご自身の膝の緻密な3D(立体)骨モデルを作成します。
そして、この3Dモデル上で、どのサイズの人工関節を、どの角度で、どの位置に設置するのが最適か、医師が術前に綿密な計画(術前計画)を立てるのです。
計画が完成すると、最新の3Dプリンター技術(粉末焼結積層造形法など)を用いて、その計画を実際の手術で忠実に再現するための専用ブロック(ガイド)が製造されます。
手術中、このガイドを患者様の骨にピタッと合わせることで、骨を切除する正確な位置と角度がナビゲートされます。
つまり、術前の理想的なシミュレーション結果を、手術室でそのまま現実のものにするための強力なサポートツールなのです。
ナビゲーションガイドを用いることにより、術前にしっかりと立てた計画通りに「正確な設置」が可能になります。
患者様にとっての2つの大きなメリット
メリット①:圧倒的な「正確性」と「安全性」
ナビゲーションガイドを用いることで、手術の正確性は飛躍的に向上します。
実際にこのナビゲーションガイドを用いた研究では、手術後のインプラント設置角度を評価したところ、計画に対する誤差が極めて少なく、脛骨(すねの骨)側では全ての症例で誤差が3度以内に収まったという優れた結果が報告されています。
これは標準的な手術器具を用いた場合と比較しても同等以上の高い精度です。理想的な位置にインプラントが設置されることで、術後の違和感が減り、人工関節をより長く、安全にお使いいただくことにつながります。
メリット②:手術時間の短縮による「体への負担軽減」
オーダーメイドのガイドを使用することで、手術中の複雑な計測や調整のステップが大幅に省略され、手術手技が非常にシンプルになります。
これにより、手術時間そのものが短縮されます。
手術時間が短くなるということは、患者様が麻酔にかかっている時間や、手術中の出血量を減らすことにつながり、結果として体への負担を大きく軽減することができます。
手術の正確性とスピードを高めるナビゲーションガイドを用いることで、患者様にとって安全で理想的な治療を提供することが可能となります。
人工関節センターの安心サポート体制
千葉白井病院 人工関節センターは、膝関節や股関節の疾患に特化した専門部門として、外来での丁寧な診断から手術、そして術後のリハビリテーションまでを一貫してサポートする体制を整えています。
手術を担当するのは、数多くの人工関節手術の実績を持つ人工関節センター長の加藤医師です。
積み重ねてきた実績と豊富な経験を基盤に、患者様お一人おひとりの症状や生活背景を深く理解した上で、最適な治療方針をご提案いたします。
また、手術後のリハビリテーションも万全です。手術翌日から理学療法士によるリハビリを開始し、退院時にはご自身の足でしっかりと歩行できる状態を目指します。
入院期間についても、早期退院をご希望される50代前後の方であれば10日前後で退院可能なケースもあり、ご高齢でじっくりとリハビリに取り組みたい場合はご希望に応じて1か月前後の入院も可能です。
退院後も継続的なフォローを行い、患者様が「歩く喜び」を長く維持できるよう、スタッフ一同で徹底的にサポートいたします。
おわりに:あなたらしい生活の再出発に向けて
「高齢だから手術は無理かもしれない…」と諦めてしまっていませんか?
当センターでは、年齢という数字だけで手術の可否を判断することはありません。
全身の状態を専門医がしっかりと確認した上で、安全に手術を受けられるかどうかを総合的に判断いたします。
関節の痛みで日常生活に不便を感じている方、これまで通りの生活を取り戻したいと願っている方は、決してお一人で悩まず、どうぞお気軽なく当センターにご相談ください。
千葉白井病院 人工関節センターは、あなたが再び「歩く喜び」を取り戻し、あなたらしい生活の再出発を果たせるよう、全力でお手伝いさせていただきます。
早めの受診で、将来の膝関節の健康を守りましょう

当院で採用しているナビゲーションガイドを用いた人工膝関節手術は、患者様に正確で安全な治療を提供することが可能になります。まずは、膝の痛みであきらめていたより良い人生の助けになればと考えております。